フォームソティックス・メディカルとフォームソティックス・スポーツの違いは何ですか?
フォームソティックス・メディカルは治療用、スポーツは活動サポート用です。
詳細な解説
※詳細解説が上記と同じ場合もあります
フォームソティックス・メディカルとフォームソティックス・スポーツの主な違いは以下の通りです。
フォームソティックス・メディカルとフォームソティックス・スポーツの主な違い
矯正力フォームソティックス・メディカルは、海外で足病医が実際に処方する高い矯正力を持つ特別なモデルです。一方、フォームソティックス・スポーツは、矯正力を落として違和感が出にくくしたスポーツ用のモデルです。
取扱いと販売メディカルシリーズは、認可された専門家のみが取り扱い可能で、販売は専門家によるコンサルティング販売のみです(通販不可)。スポーツシリーズは一般のスポーツショップや量販店で販売されています。(Amazonなど)
用途メディカルシリーズは治療用に設計されており、スポーツシリーズはスポーツ活動中のサポートを目的としています。
質問のやり取り
N先生
質問します。当院ではフォームソティックスメディカルを処方する時、足の評価、作製代、税込で15000円です。
先日ある方に処方後、数日経って「私が先生の所でインソール作ってもらって腰の調整が良いと息子に言うと、息子がネットでフォームソティックスを買いました。Amazonで5900円です」と言って持ってきてくれました。
スポーツタイプですが患者様はメディカルと違いがわかりません。
私はそれは当院で扱っているのとは違いますと言いましたが、見た目も触り心地も裏面もよく似ており、土踏まずの高さが違うくらいと感じました。5900円と15000円であまりに値段の差があるのですが、商品に差は感じません。
講習会で頂いたプリントを見ると、メディカルとスポーツの違いは、メディカルは海外の足病医が処方していて矯正力が高い、専門家のみ扱えると、スポーツは矯正力は落ちる、治療用ではなくスポーツ用となっております。
患者様にこの説明だけでは違いがいまいち伝わらないのです。さらにAmazonのフォームソティックススポーツの商品説明には2から3週間履いておれば自分足裏にフィットすると記載していますので、これはメディカルもスポーツも一緒ですよね。それでしたら安いスポーツタイプでいいのではないかと思われます。メディカルとスポーツの違いで患者様に納得してもらえる凄い説明の仕方って何かありますか?
日本足病学協会
N先生、ご質問ありがとうございます。
これは講習会でも説明をさせていただきましたが、メディカルではないスポーツがあることと、その違いを処方時に説明しておくことが大事です。
注意点のプリントをお渡しするときに、通販で買えるスポーツがあること、それとは別物の特別なものであることを、説明をする手順とするとよいです。
次に、実際には何がどう違うんですか?の問いに答えるならば
・ヒールカップの深さ
・アーチの高さ
・基盤素材のきめ細かさ
となります。
「比べてみるとそんな変わんないけど、、」
と思われるので、全身の骨の四分の一が集結する足にとっては、わずかな違いが大きな差を生むんですね。
なので、この違いが、実際にはかなり大きな矯正力の差となります。とお答えしてください。これがベストアンサーです。
それでも納得しないような方には販売しないほうが双方のためなので、無理に説得しないことをオススメします。
入谷先生などはテーピング一枚で足を変えていきますよね。パッチワークなどしてつくるオーダーインソールもそういう考え方で作られます。足への理解が深い専門家へも納得のアンサーが上記となります。
また、弊社の顧客でも
スポーツ使用済み→メディカルへ変更→症状の大幅改善、完治、全然違いますね!の声
の症例は枚挙にいとまがありません。
ご自身でもぜひ比較いただくとともに、自信をもって上記のようにご説明ください。
ただし大事なのは、あらかじめ伝えておくという手順です。
N先生
ありがとうございます。処方時にお伝えするのは確かに大切ですね。
その患者様に言われたのが、矯正力が強いメディカルだけだったら、すごく価値があるのに、なんでスポーツタイプがあるの?しかもメディカルと見た目が変わらないなんて、メディカルの価値が下がるね。ネットで簡単に手に入る上に金額に差がありすぎるね、と言う事でした。
私自身も、以前からスポーツタイプって必要なのかな…と思うこともありましたので、患者様に言われた言葉に妙に納得してしまいました。
スポーツタイプは、なぜ必要だと思いますか?
日本足病学協会
お答えします。
足病医学が浸透していない日本において、より多くのひとにフォームソティックスを届けるため
です。
モノを比べるならばメディカルだけで当然良いですが、どのように届けるかの観点が欠けては、より多くの方への貢献を考える身としては片手落ちです。
ただ、当然、この商品はニュージーランド本社が製造しているものですから、これは私の「考え方」に過ぎませんのでその点はご了承ください。
また、N先生のような治療院の現場感覚は当然、以前より把握し解決策を模索しておりまして、様々な検討も重ねております。
今後もメディカル取扱認定院の皆さまにとって良い環境作りに尽力して参る姿勢でおりますので、日本における展開そのものを変更していく可能性もございますが、そのあたりは発表をお待ちください。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。